月: 2009年2月
久々の新曲♪
まぁ既に某所では発表済みで、アメブロへの発表の方が数日後という…
制作時は時期的にバレンタインが近かったこともあって、バレンタインの曲にしようかと思ったのですが、自分には全く縁のない話なのでやめようと…
そこで、桜をテーマにしてみようと思いまして…
でも桜のテーマ曲って大体咲き乱れる綺麗な情景を歌い上げた物が多いことから、あえて逆手に取ってみました。
タイトルは「桜散る」
このタイトルが思いついたとたん、曲のイメージが定まり、
「桜は散っても、葉桜となって姿を変えて新しい道を歩んでいく…
だからいつまでも過去にとらわれていないで新しい道を歩こう」
ちょっとしたことでくよくよしないで、捉え方を変えれば良い方向に向くこともあるよ…そういった対象物として桜を設定した形です。
まぁ相変わらずだ・さ・い
曲ですが…
http://circle.zoome.jp/tdki/media/1884/
あっニコニコもあります。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6164480
いつの間にかニコニコ動画貼り付けられなくなったのですねorz
アメブロ版 私の中に流れる血 スタート
まぁだからといって本家本元も殆ど書いていないので何とも言えませんが…
mixiはIDも変わり名前も変えているのでしばらくは内緒…
そんな感じでアメブロ版を書きつづるからといって何も変わらないとは思いますが、ひとまず宜しくお願いします。
デジタルオーディオワークステーションと向き合って…
デジタルオーディオワークステーション(DAW)…なじみのある言葉だとDTM(デスクトップミュージック)、もっとわかりやすく言えばコンピューターミュージックとなるわけですが、長いことこの世界と向き合っていますが、昔に比べると本当に簡単に音楽が作れる世界になったんだなぁって思います。
実は、YMOのお話が出まして、まぁそこであの名曲「ライディーン」にまつわるエピソードを耳にしたわけですが、当時としてはコンピューターが演奏するというのはまだなじみのないお話でした。
タンスと呼ばれたMoog…巨大なアナログシンセ。今となってはなにも珍しい事ではないですが、当時機械に合わせて演奏するというのはなかった時代に、YMOは挑戦したわけです。
私自身は、エレクトーンから入った人間で、始めだしたのはまだデジタルシンセが出る前でしたが(いわゆるレバー式エレクトーンの時代)、既に機械がリズムを奏でそれに合わせて演奏するというのはなにも珍しいことではありませんでした。
ですが考えてみれば人が奏でなければ音は出ない時代からすれば、絶対的なリズムに合わせるというのは本当に機械と人間との勝負だったのかもしれません。
今では、当時700万もするような巨大シンセMoogの音は、ソフトシンセとして出せる様な時代になりましたが、所詮はデジタルの音であり、アナログシンセの醸し出す独特の存在感というのは唸る物があります。
もっとも、私はずっとエレクトーン=最高技術屈指の電子楽器と大人になるまでは思いこんでいた訳で、さらには電子楽器でヤマハは絶対だなんていうようなヤマハフリークだったわけですが、エレクトーンから離れ、DTMの世界に完全に踏み込んでからというもの、もっと色々なことを知らなくては…という形になってきました。
シンセにおいては、デジタルシンセ時代においてはずっと身近に見てきていたのでわかりますが、アナログシンセのことや生楽器のこととか…
特にそれを感じたのは、ちゃんとピアノという楽器に向き合ったときでしょうか…
それまでの私はピアノの音といえばこのシンセのPiano1とか…そういう感じだったのが一挙に変わった瞬間でした。
ずっとデジタル楽器に関わっているとそういう錯覚に陥ってしまうのです。
このシンセのピアノの音は安っぽい!こっちの方がピアノの音らしい!という具合に…
じゃあ実際のピアノの音ってどうなのか?
同じピアノであっても弾き方によって様々に変化します。よく、コンクールなんかに行くと同じピアノの同じ曲なのに弾く人によって全く違う音色になり、さらには違う曲なのじゃないかという錯覚さえ覚えるわけです。
もっといえば、ホールの音響、ピアノの位置、その日の気圧、湿度、天候にだって左右されるわけです。
生楽器というのはそれくらい繊細なのですが、デジタル楽器ってそこまで繊細じゃないのですよ。
これを武器にするか否か…また逆にデジタル楽器ではなく生楽器なのではと錯覚を覚えさせるような、そういうことが重要な気がするんですよね。
もちろん…自分の好きな音というのはあって良いと思うわけですが、ここ最近は今回はこういう音色にしてみようとか、まぁ好きな音には近くてもちょっとニュアンスの違う音を使ったりとかそういうことをしているわけです。
YMOの細野晴臣さんと坂本龍一さんも言っていたことですが、
「ソフトを作る(音楽を作る)側の人間のイメージがますます豊でないとますますつまんない物が出来てしまう。」
「テクニックがなくても簡単に音楽は作れるけれども感性がストレートに出てしまうのでその部分がますます大切な音楽になる。」
確かにそうだよなぁって思いますね。
日々勉強だなぁと…。
そういった意味で一時期、いろんなジャンルの曲、本当に色々な曲を聴く…という事をしていたわけですが、いけないなぁとは思いつつも最近は全然そういうことをしなくなってしまいました。
もっともそれはDAWと向き合う上でぶつかる壁ですが、パソコンとの格闘という部分になってくるわけです。
私の場合、ハード音源はMU128のみで、あとはエフェクトからシンセからすべてソフトなわけで、そうなってくると分かる人には分かると思いますが、ソフト同士の相性であったりCPU能力やAUDIO I/Oの能力やメモリとの格闘。
どうすれば作業効率が上がるかとか…、もっともパソコン能力をぐっと上げてやれば済む解決ではありますが、その為にはまず何をすべきかとか、どうすれば活かせるかとか…先日ようやくその答えも見えてきたという段階で、欲しい物もたくさんある中で順番的なものも定まり、現環境下で最適な動作環境を見いだすことも出来、よし!という段階にようやく来た感じです。
曲作り…という面においては、最近は遊び心を大事にしています。
また自分がこう作りたいって思うところまでは妥協なくとことん作る…昔はこれでいいやぁっていうのが多々あったのですが、最近は面倒だ…と思いつつも最終的にここまではって思うところまではとことん作り込んでいっています。だからといってイコール評価に結びつくかというとそうでもないところですが…
性格的にかなりネガになりやすいので、あーだこうだ言われるとガクッと落ち込んでしまい、どうすればとか結構悩んでいた時期があったのですが、最近は分かる人に分かればいいって感じで、自分の作りたい曲を作るんだって感じにはなりましたね。
確かに、今流行の曲みたいな物を作れば、それはそれで聞きに来る人も多いのかもしれないけど…
これは僕の信念というか、音楽って本当はそんなに難しい物じゃない、だって音を楽しむと書いて音楽なのだから…
まず自分が楽しめなきゃ人だって楽しめない。自分が楽しいことが人も楽しいとは限らないけど、自分が楽しめること…これがまず大事かなぁと…
後、実は先日仕上げた「桜散る」は自分にも言い聞かせるつもりで詞を少し書いたのだけど、
「桜は散っても、葉桜となって姿を変えて新しい道を歩んでいく…だからいつまでも過去にとらわれていないで新しい道を歩こう」
という意味合いで作っていますが、もっと大きな意味があって、
「捨てる神もあれば、拾う神もある。誰にも見られていないと思っていても、ちゃんと見てくれている人はいるから…前に進もうよ」
という自分への言い聞かせでもありますが、これも大切なことかなぁと思います。
DAWで制作するようになった今、昔の苦労とかも大事にしながら、さらに感性を豊かにしていくためにも、自分なりに色んな事に今後も挑戦し楽しんでいきたいなぁと思います。
日の目を見るのはいつになるか分からないけど…