仕様をちゃんと理解していますか?

先日、知り合いからこんな電話を頂いたのだ。
「複数台でPROMISE社製のPegasusっていうのを共有で使っているらしいのだけど書き込みが遅いらしいのよ…」

知り合いが相談を受けた内容で、知り合いはWindowsはわかるにしてもMacはよくわかっていないのでMacといえばとピンと私が浮かんだらしい…

いや、私はまだMac歴3年ですぞ…と思いながらも、とりあえずその内容がごちゃごちゃしていてよく分からない相談を受けた話をまずは整理する。
まぁ現場を見ていないので正確なところはわからないが、聞いている限り完全なボトルネックが存在していることだけは判明した。

この製品、とても速そうで便利そうだって事はわかるのですが、問題は接続するインターフェースがThunderboltである事が条件です。
ところがどういう構成をしているかははっきりとはしないもののWi-Fi経由で共有している事が判明します。

さて、何が問題なのでしょうか?
そうです。Wi-Fiが最大のボトルネックですね。

Wi-Fiの仕様はわかっていませんが、802.11acだとしても理論値は1300Mbpsです。
しかし、実際には電波状況や距離、暗号化により実行速度は変わります。
よって、ギガビット有線LANよりも実行速度が遅くなる可能性があるのです。
それだけではありません。

Thunderboltの理論値は10Gbpsです。この製品の説明にも書いてありますが800MB/s以上のパフォーマンスを誇るストレージですからこの最大パフォーマンスを生かすにはThunderboltで接続するしかありません。

え?数字的にはWi-Fiでも問題ないじゃないかって?
それは単位を無視しているからです。
単位を揃えると6400MbpsとなるためWi-Fiでは全くもって足らないわけです。
bpsとはbit per second
B/sはByte per second
1Byte = 8bit

よってギガビット有線LANであっても速度は足りませんね。

しかしながら共有となると構築が楽なのはネットワークを使うことですが、Wi-Fiよりも確実な有線LANで、もっと確実にしたければSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)を使うこととなります。

Wi-Fiというのはワイヤレスになって便利ですが、その分デメリットも多いということをお忘れなく。
電波状況というのは単に送受信している電波強度だけでなく周りに飛んでいる電波も影響を受けます。特に2.4GHz帯の電波は最近ではあちこちで飛び交っているため障害になりやすいものです。どうしてもWi-Fiでというのであれば5GHz帯で接続するべきですね。
また親機と子機で規格が違うもの使っている場合も問題ですし、メーカーによっては相性問題なんてものもあります。

よって、知り合いにはとりあえずのアドバイスをいたしましたが、現場を見ないことにはなんとも言えないですね。

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